自民党が松川るい議員を副幹事長に起用する方針を報じた。松川議員といえば自民党女性局の局長としてフランスで研修を実施。でも、エッフェル塔前でポーズを取りながら笑顔を見せる写真をSNSにアップし批判を浴びた。だが、物見遊山の活動報告書は公表せず、女性局長を更迭されたばかりだ。一方で、自民党は杉田水脈議員を環境部会長代理に起用することを決定した。杉田議員といえば、お騒がせ議員でアイヌ民族を揶揄する投稿をし、札幌法務局から人権侵犯を認定されたばかりの輩だ。どうやら自民党では、ろくでもない女性政治家を出世させる仕組みがあるようだ。いや、副大臣でも女性がゼロだったように、真面な女性議員が皆無の為なのかもしれない。では何故自民党はあえてポンコツ女性議員を抜擢したのだろうか。裏にはクオータ制の縛りがありそうだ。クオータ制とは、人種や性別、宗教などの少数者の格差をなくすため、一定の比率で人数を割り当てる制度だ。日本の女性の国会議員の比率は先進国では最低水準にある。そのため、導入の是非が焦点になっている。ひょっとすると茂木幹事長は忸怩たる思いで選考したのかもしれない。結局、女性の地位を向上させるためのクオータ制を尊重したばかりに、反対に女性の地位を貶めているのが現状のようだ。
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