カミサンの両親の墓参りに行ってきた。5月に義母が亡くなり、葬儀の後に初七日、四十九日、新盆そしてお彼岸と仏教行事が続いた。普段は仏教徒ではないのに、弔いは天こ盛りだ。一方、自分とカミサンは無宗教。自分たちが亡くなった後を考えた。子供たちを煩わせない方法を考えた。今流行りの樹木葬だ。無宗教でも入れるし、坊さんを呼ぶ必要もない。お墓はレンタルのようなもの。数年経つと合祀され土に戻る。お墓の面倒をみてもらう必要もない。カミサンの両親の墓所の片隅に樹木葬が出来た。同じ場所なら子供たちを煩わせることもない。と言うわけで、今日樹木葬の契約をしてきた。カミサンと同じ墓に入ることにした。いわば、あの世での結婚ということかもしれない。自分は墓に拘ってはいない。海葬を望んでいる。出来るなら平塚の海と高麗山に撒いてほしい。カミサンがやっと承諾し、お骨の一部を海に撒くことになった。自分が亡くなった後、子供たちが平塚の海を見たときや、新幹線で高麗山を見たときに、あそこに眠っているのだと思い出してくれたら嬉しいと思っている。
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