福島原発の処理水の海洋放出問題で、中国の反日運動が起きている。日本産海産物を全面輸入禁止し、電話とSNSで「汚染水放出はヤバい」と煽っている。特にSNS上での反日運動が活発とのこと。福島産の魚を食べて、岸田首相が病院に担ぎ込まれたという偽ニュースも、中国人ユーザーから出回っている。偽アカウントで大量の情報を流す「スパムフラージュ」と呼ばれる手法だ。「スパムフラージュ」とは「スパム」と「カムフラージュ」をかけた造語で、偽アカウントで身分を隠し、情報を大量発信するプロパガンダ手法と言われている。今や日本のみならず、米国、台湾、英国、豪が中国のターゲットになっているという。世界のSNS大手はスパムフラージュによる活動をはっきりと認識し、その弊害はアカウントや活動を潰すしかないところまで大きくなっている。中国がスパムフラージュに使うSNSは欧米のSNSだ。だが、中国国内では欧米SNSの使用は禁止されている。それでも出来るのは、中国政府に許可された人たちだけ。つまり、処理水の反日スパムフラージュは中国政府が発信しているという証明になる。来年は、台湾の総統選挙にはじまり、ロシアの大統領選や米国の大統領選もある。日本の総選挙も間近にありそうだ。努々スパムフラージュに惑わされてはいけない。
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