自民党の森まさこ参院議員がSNSで、ブライダル業界への補助金事業の進捗を報告したことが波紋を呼んでいる。少子化対策として確保された予算をブライダル業界への補助金として使おうとの魂胆だ。かつて福島復興予算を復興とは全く関係ない事案に予算を使った構図とソックリだ。そもそも国家予算というものは曖昧だ。少子化予算も復興予算も防衛費倍増も、最初に予算額が決まり使途は決まっていない。積み上げ予算ではないから、後から屁理屈を付けて使いたい放題となる。政治家としては使い勝手が良いから総枠制を好むが、財政を取り締まる財務省は予算の内容にもっと目を光らせるべきだと思う。更に、森はブライダル業界から献金を受けており、利益誘導なのではとの疑惑も上がっている。これは洋上風力発電がらみで、秋本衆院議員が日本風力開発に有利になるよう国会質問を繰り返し、見返りとして6000万円の賄賂を受け取った事件とも似ている。少子化対策と称して見返りに献金を要求し、再生可能エネルギー推進と称して馬を買う金をせびる。さて、国のために働いている国会議員は何人いるのだろうか。
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