スシローが、店の醤油差しを舐めた「ペロペロ少年」と和解したとのニュース。スシローはこの少年の愚かな行いのせいで、売り上げが大きく落ちたとして、少年の家族に対して約6700万円の損害賠償を求めた。スシローは突然和解を発表したが、和解に至った経緯には口をつぐんだままだ。恐らくスシローは裁判のメリット・デメリットを考慮して、スシローへのデメリット多しと結論し、取り下げたのだろう。スシローの売り上げは、昨年のおとり広告以降落ち続けている。売り上げ減がペロペロ少年だけによるものとは言い難い。もし裁判に勝っても、スシローが安全というイメージは回復しない。更に、今後異物混入や食中毒などを起こせば、ペロペロ少年以上の批難が巻き起こり、経営トップの交代劇にも繋がりかねない。スシローは、これらのデメリットを並び立てて和解をしたと言うわけにはいかない。だから、無言を貫いたのだろう。和解はしたが、この種の営業妨害を防ぐ効果はあったと思う。ペロペロ少年たちは、賠償金額の多さに身震いしたはずだ。次にペロペロ少年たちが営業妨害を起せば、間違いなく賠償を負わせられることになるのは間違いない。
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