「事実は小説よりも奇なり」というと、NHK番組「私の秘密」の司会者高橋圭三の言葉を思い出す。でも「事実は小説よりも奇なり」は英国の詩人バイロンの「ドン・ジュアン」からパクったもの。高橋圭三のオリジナルではない。世の中には、エッ、ウッソ~と思う程、驚く話が多い。現在、岸田内閣の木原官房副長官がらみの事件が小説よりも奇なりとなっている。恐らく岸田政権が終われば、木原サスペンス劇場が公開されることになるだろう。間違いなく「事実は小説よりも奇なり」なのだから。事件の始まりは、A子による夫の殺害。離婚話がこじれA子が夫を殺してしまう。A子は夫の父に「自分が殺した」と電話する。夫の傷は自殺とは思えない。しかし警察は強引に自殺と断定する。その後A子は銀座のホステスとなり、木原と知り合い、子を身ごもって出産後木原と結婚する。ところがある日、A子の犯罪疑惑が表沙汰になる。木原は警察庁長官を動かし鎮静化を計る。更に木原は、別のホステスと浮気し子供を作ったが、困った女性への保護だと美談に作り替える。でも困ったことに、大手メディアは目をつむり、ほとんど伝えることがない。世の中そういうものなのだ。全てが事実は小説よりも奇なりとなっている。
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