心臓病の分野で日本の最高権威とされる国立循環器病研究センターの経営トップの大津理事長が20年前から研究論文を不正に改ざんしていた疑惑が判明した。疑惑の論文には、大津理事長を中心に大阪大学循環器内科の関係者が多数携わっているようだ。これまで大津理事長は、他の研究不正には厳しい態度を見せてきたという。実験を捏造した医師には退職金の返還を求め「研究者として、決して許されるものではない」と述べていた。2021年には、大津理事長は国循の「研究の不正防止計画」を改定。全職員に「過去の研究において不正行為に関与していない」とする誓約書を提出させていた。大津理事長自身も提出していたという。その理事長が20年前から改ざんしていたというのだから開いた口が塞がらない。そう言えば、二松学舎大の中山学長の著書もコピペ問題が指摘されている。その著書が法学の入門書「法学―法の世界に学ぶ―」というのだから、まるで落語の落ちだ。どうやら二人とも、権力欲に取り憑かれているヘボ研究者のようだ。
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