日本でのアルツハイマー型認知症は認知症患者の半数を占め、今後も増加の一途をたどると言われている。日本人は世界一、アルツハイマー型認知症に罹りやすい国民なのだそうだ。糖尿病専門医は、アルツハイマー病の発症メカニズムは、糖尿病とそっくりで、予備軍が多いと指摘している。現在日本には、1000万人を超える糖尿病患者がいて、更に、糖尿病予備軍が1370万人いるとされている。日本人患者のおよそ95%は長年の生活習慣によって引き起こされる2型糖尿病なのだ。そのため、アルツハイマー病を「糖尿病性認知症」と呼ぶべきだという意見も出ているほどで、実際に「3型糖尿病」と表現する医療関係者もいるという。発症メカニズムがそっくりなのだから、2型糖尿病の人やその予備軍にある人はアルツハイマー病も発症し易くなると言える。ところが、アルツハイマー病を発症してから治す方法は1つも無いのが現状だ。進行を止める方法も無い。予防が全てなのだ。アルツハイマー型認知症になるのが嫌であれば、まずは食生活を制御し2型糖尿病にならない食習慣を築くしかないようだ。
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