何とPGAツアーとリブゴルフが統合するとのニュース。犬猿の仲で、リブゴルフがPGAツアーを独占禁止法で提訴し、来年から裁判が始まる予定になっていた。リブゴルフは昨年6月にスタートした。資金の提供はサウジアラビアの政府系ファンドPIF。この初戦での賞金総額は2500万ドル(約32億円)、個人優勝400万ドル、団体優勝300万ドルと、賞金自体が破格だった。有力選手を1億ドル単位の契約金で引き抜いた。その一人としてミケルソンが有名だ。PGAはリブゴルフに参加する選手はPGAツアーに参加出来ないと宣言した。まさに決裂宣言だった。サウジアラビアは人権問題をたびたび指摘されており、リブゴルフの設立はスポーツウォッシングなのではないかと懸念されてきた。リブゴルフは予選落ちが無く、成績の悪い選手でも高額な賞金を貰える。だから、リブゴルフの大会に世界ランキングのポイントが付与されることはないとされていた。どう考えてもPGAツアーとリブゴルフが統合するには無理がある。しかし、統合するという。まさに青天の霹靂と言える。さて、統合後世界の男子プロゴルフ界は如何なる道を辿るのだろうか。
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