世界的に飲料水が不足している。飲用可能な水は全世界の水の3%以下しか無い。地球温暖化で干ばつが進んでいるし、産業が水を汚染している。更に世界的な人口爆発で飲料水需要は5割増えると言われている。イスラエルでは空気から水を作る開発競争が激しくなっているという。2012年にWatergenというスタートアップが、空気を冷やし、液化して水にする、エアコンみたいな機械を開発した。H2ollというスタートアップは、Watergenの技術を改良し、空気全体を冷やす代わりに、抽出した水分子だけを冷やして水に変えるコスパの良い方法を開発している。水質は水道水より綺麗だという。この技術はイスラエル政府の支援を受けてスラエル工科大学が開発を進めている。米軍もこの技術に注目しているとのこと。実は日本でも同様な技術開発が行なわれている。アクアテックが三井住友海上火災保険と事業提携し、空気から水を作る装置を販売している。アクアテックは、2011年の東日本大震災を切っ掛けに、2012年からの独自開発に成功した。日本政府が本腰を入れて開発を加速させるべき分野だと思う。
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