医療情報評価の世界的権威であるコクランが今年1月末に「マスク着用の有無で、インフルエンザやコロナにかかる人の数にはほとんど差がない」とする論文を発表した。コクランは根拠に基づく医療を掲げ、急速に発展する治療や予防に対して、その内容を査定する活動を行っている。コクラン・レビューは、エビデンス界の世界最高権威とされ、これまで世界の医学界の教科書として専門家たちから重要視されてきた。この3年間さんざん珍重されてきたマスクに意味がなかったという内容が掲載されたので、今、世界的に大きな物議を醸している。このレビューを執筆したジェファーソン博士は、過去をこう回想している。2020年にマスクに効果は無い旨の論文を発表しようとしたがコクランから妨害を受けた。そしてコクランはマスクに感染予防効果が有ると発表してきた。そしてマスクは政治家の見える政策になった。しかし、3年が経過してマスクに有用性は無いことが判明してしまったので、コクランはマスク不要論への翻ったのだ、と。これが正しければ、コクランはエビデンス界の世界最低権威と言える。玉石混淆のエビデンスを操る魔術師とも言えそうだ。本当のところ、マスクに効果は有るのだろうか。
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