明治神宮外苑の再開発が3月下旬から始まる。都心のオアシスの樹木3000本を伐採するので反対運動が起きている。元ラグビー日本代表の平尾剛神戸親和女子大教授も「神宮外苑再開発はラグビーの本質を侵食する」と反対の声を挙げている。この再開発にはラグビー好きの森元首相も絡んでいるので、何故平尾氏が反対するのだろうかと不思議に感じた。平尾氏の言い分はこうだ。「秩父宮ラグビー場は、日本ラグビー界の象徴だ。再開発によって改悪される。新ラグビー場は室内となり、天然芝から人工芝に替わってしまう。収容人数も2万5000人から1万5000人に減ってしまう。ラグビーの醍醐味が無くなってしまう。甲子園のように原型を残す方法に出来ないだろうか」と。ごもっともな意見だと思う。ところが、この再開発はもっときな臭い。森元首相と三井不動産が絡んでいる。事業主体は明治神宮で工事は三井不動産。一見問題は無さそうだが、明治神宮の総代は岩沙三井不動産会長なのだ。20年前から着々と進めてきた計画なのはバレバレだ。しかも、これに小池都知事が乗っている。樹木3000本伐採など屁の河童という結論が導かれる訳だ。残念。
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