岸田首相の「社会が変わってしまう」発言は、未だに尾を引いている。荒井秘書官は岸田の迷言をフォローしたのに、それがアダとなって更迭されてしまった。荒井秘書官は経産省出身で官邸では広報を担当し、岸田のスピーチライターも務めていた。官邸記者によると、荒井は毎日のように官邸で記者のオフレコ取材に応じ、その日に起きた出来事の背景について解説してくれるありがた存在だったという。ただ、あまりにも暴露し過ぎるので、最近は岸田から疎まれ、情報の確度も落ちていたという。でも、官邸記者から見れば貴重な存在だ。それなのに、何故記者はオフレコ取材の荒井の実名を公表したのだろうか。ことはLGBTと同性婚だ。世の中は受け入れる方向にあるが、荒井と岸田は拒否派。でも政府の岸田は表向き推進派とややこしい。ではここで、荒井が拒否派と明言することが、問題になるのだろうか。日本は民主主義の世の中だから、賛成も反対も同時に存在する。首相秘書官だからといって、全て政府と同じ意見を持つという訳ではない。たかがこの程度の意見の差を基に、オフレコ取材の実名を明かすのは、間違いなくマスコミの勇み足だ。かつての自分にも荒井と同じ経験がある。オフレコだと釘を刺したのに、公表した新聞社があった。マスコミには道理や倫理など存在しない。心得るべし。
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