プーチンがウクライナ侵攻してから10ヶ月が過ぎた。これまでプーチンは「ウクライナ侵攻は戦争ではない。特別軍事作戦だ」と言い続けてきた。ところが、22日の国家評議会後の記者会見で「我々の目標は軍事紛争を拡大させることではなく、逆に戦争を終結させることにある」と、初めてウクライナ侵攻は戦争だと発言した。ウクライナ侵攻は戦争であるということは、世界中の人が認識している。勿論、ロシア国民もだ。でも、プーチンは戦争ではないと言い張ってきた。戦争と口に出してしまったのは、それが綻んだ瞬間だ。早速批判層からは、ウクライナ侵攻に対し「戦争」の言葉を使用することは、ロシアでは実質違法だと指摘している。当時のプーチン氏は侵攻に関する「偽」情報の拡散を犯罪とする検閲法に署名しており、有罪になれば最大で禁錮15年が科せられることになる。現にサンクトペテルブルクの地方議員は、プーチンを訴追するようロシア当局に要請したという。でも、米CNNはプーチンの発言は意図的なものではなく、言い間違えだった可能性が高いとの見方を示した。口は災いの元。ひょっとすると、こんな事からプーチンの失脚劇が始まるのかもしれない。メリークリスマス。
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