韓国のシャインマスカットの品質が低下し、価格が半値以下に暴落しているとのこと。シャインマスカットとは、日本の農業・食品産業技術総合研究機構によって育種・登録された広島生まれのブドウの栽培品種だ。2006年に日本で品種登録をした。だが、輸出を想定していなかったため、日本国外での品種登録を行わなかった。これが問題の要因ともなっている。韓国のシャインマスカットは、金泉市長選挙出馬予定者が2007年、金泉市庁果樹係長時代、日本の島根県へ出張した際、無許可で苗木を韓国に持ち帰ったと伝えられている。シャインマスカットは、甘くて皮ごと食べられ種も無く、更に価格が巨峰よりも数倍高い。今や、シャインマスカットは、韓国のブドウ収穫量全体の約40%を占めている。作れば儲かるということで、品質無視の増産競争が始まった。シャインマスカットは母枝から一つの芽だけを残し、一房だけを実らせるが、芽を二つも三つも残して、そこにまた二、三房ずつ実らせている。さらに、一房の粒数は40個程度が適当だが100個も実らせる。結局、正常収穫量より6~8倍以上量だけ増やしているのだ。なんちゃってシャインマスカットだから価格が暴落するのも当然だ。今日本でもスーパーに行くと、やたらと安いシャインマスカットが溢れている。ひょっとすると、日本は韓国のなんちゃってシャインマスカットの一大消費国なのかもしれない。
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