警視庁が10月31日から自転車の交通違反に対する取り締まりを強化した。道交法改正に伴うものではなく、警察が道交法に沿って取り締まりを強化したのだ。国内では、自転車の道交法は有って無いようなものだった。自転車に乗る殆どの者は自転車の交通違反に無知だし、警察も違反を容認してきた経緯がある。自動車の運転免許を取得している者は、ある程度理解しているが、子供やおばちゃんなどの運転は無法化しているとも言える状況だ。警察は、信号無視、一時不停止、右側通行、徐行せずに歩道走行の違反摘出を強化した。しかも、いきなり赤切符に強化したから混乱が広がっている。青切符は反則金を納付することで刑罰が科されないが、赤切符は反則金ではなく罰金刑の対象になる。自動車の赤切符は、酒気帯び運転、30km/h以上の速度超過、無免許運転で、免許停止や免許取消処分となる。自転車の信号無視、一時不停止、右側通行の違反を赤切符とするのはあまりにもギャップが有り過ぎる。要するに、警察のやり過ぎなのだ。自転車の危険運転には、酒気帯び、携帯電話使用などもある。警察は、取り締まり強化からではなく、まず、自転車の交通ルールの周知徹底から始めるべきだと思う。
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