放射性物質をまき散らす「汚い爆弾」の使用をウクライナが計画しているとロシアが一方的に主張している。「汚い爆弾」とは、核爆弾ではなく、通常の爆弾に放射性物質を混ぜたもので、放射能をまき散らして人々を恐怖に陥れる爆弾だ。ロシアの国防トップが、米英中印に「ウクライナが汚い爆弾を製造している」と言い回っているという。欧米側は「ロシアの見え透いたウソだ」と言っている。ロシアは主張の証拠としてツイッターに画像を投稿した。しかし、スロベニアがその画像は2010年にスロベニアが作成したのもので、無断で使用されたと説明している。証拠はねつ造なのだ。いまウクライナは一部の領土をロシアに占領されている。でも、取り返すために、自国の領土に放射性物質を撒くことがあるだろうか。常識的に考えても、有り得ない。ロシアが触れ回っているのは、ロシア自身が汚い爆弾を使いウクライナの仕業と見せかけるための方策と見るべきだろう。今や、ロシアは何処で汚い爆弾を使うかが憶測されている。ロシアは敗走を続けている。天王山はへルソンからクリミヤ半島に至る戦いになる。ロシアはクリミヤ半島を死守するために、この天王山となる地に放射性物質を撒くかもしれないと推測されている。
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