原発の運転期間は原則40年、最長60年と定められている。ところが、政府が上限を撤廃する案と審査期間を除外する案を検討しているとのこと。運転期間の上限規定は東電福島第1原発事故後、原子炉等規制法の改正で導入された。原則40年と定められ、規制委が認めれば1回に限り最長で20年延長出来ることになっている。喉元過ぎれば熱さを忘れる。政府は、もう原発事故を忘れてしまったようだ。政府は、上限撤廃を目指している。経産省は、安全と利用の両面で一定の目安は必要と慎重な姿勢だ。原子力規制委員会は、運転の期間延長は経産省の利用政策で、規制委は意見する立場にはないと言う。運転期間にかかわらず、老朽化した原発の安全性が維持されているかを確認する仕組みを検討すると言う。しかも、上限を決めるのは、科学的、技術的には不可能だ、とも言う。常識的に考えて、原発の運転期間の上限を撤廃するのは気違い沙汰だ。むしろ、建設後10年毎に審査して、その後の10年間運転を許可する方法に変えるべきだと思う。
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