外務省による国葬の外国招待基準が変だった。ミャンマーを招待した。ミャンマーと言えば、クーデターで実権を握った軍事政権だ。今でもミャンマー国民は軍事政権から弾圧されている。林外相は「国葬という行事の性質に鑑み、外交関係を有する国にはすべて通報を行った。クーデターの正当性を認めないというわが国の立場は変わらない」と釈明したが、日本は国際社会にクーデターを認めたことになる。国際社会に屁理屈は通じない。親中派の林は、台湾を冷遇した。台湾は東日本大震災では優しく手を差し伸べてくれた国だというのに。林は「中国へ配慮するように」と指示を出し、台湾に蔡英文総統と副総統の参列を控えるよう何度も伝えていた。そのため台湾は配慮して、元立法院長2人、元行政院長1人を参列させた。国葬当日に迎賓館で、岸田と参列国首脳のあいさつの場が設けられたが、そこには台湾の姿は無かった。迎賓館への招待について、大統領や首脳級に関しては現職と元職、議長や閣僚級が来日した国は現職のみに限定したからだ。林の台湾外しは見事成功した。しかし、この招待基準により、参列する約200の国や国際機関などのうち半数が不参加となってしまった。みすみす外交チャンスを捨ててしまったのだ。林は中国のハニートラップに掛かったという噂もある。林の外交センスには相当問題がありそうだ。
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