安倍元首相の国葬が行なわれた。国内では約6000人に案内を発送したが、そのうち出席したのは約3600人のみで、4割にあたる2400人が招待を辞退。元職を含む国会議員にいたっては6割が欠席。当初は各国の首脳が来日して華やかな弔問外交が繰り広げられると喧伝されていたが、フタを開けてみればG7首脳の出席はゼロ。更にトランプもオバマもメルケルも来なかった。岸田は、国葬の根拠を安倍元首相の外交の成果としていたが、海外の要人の反応は寂しいものだった。一般献花台には2万人超が訪れた。一方で、武道館周辺はデモ隊で騒然となったという。自分はテレビ中継を見ていないが、岸田と菅の弔辞の対比が話題になったようだ。岸田は、ダラダラと12分も読み上げ、どこか他人行儀な語り口で、弔問客を辟易とさせたらしい。官僚の書いた作文を読み上げただけと噂されている。菅は個人的なエピソードを織り交ぜ、とつとつと情感を込め、時折感極まって、声を詰まらせるシーンも、周囲の涙を誘ったとのこと。あまりにも格差がありすぎると評判になっている。自分は国葬に反対だから、もし招待されても辞退する。しかし、反対だからといって、葬儀の当日に葬儀場の周りでデモで騒ぐのは間違っていると思う。それが良識というものだ。
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