自民党の点検調査によると、旧統一教会と関係があると報告した国会議員は379人中179人だった。しかし、細田衆院議長や麻生副総裁はダンマリを決めこんでいるので、数にはカウントされていない。自民党の半数が旧統一教会と関係していたのかと驚いたが、デイリー新潮の記事には更に驚かされた。デイリー新潮は警視庁公安部の捜査資料を入手し、その内容を記事に載せた。警視庁公安部は、危険団体の監視や外国勢力に対する防諜などを担っている。旧統一教会単独の動向だけではなく、政治家と旧統一教会の関係についても水面下で長年監視してきた。資料には、400名を超える国会議員と地方議員の名前が並んでいる。麻生副総裁は、旧統一教会の提唱する「日韓トンネル」事業に賛意を示し、推進団体の顧問にも就任していた。資料には、中川秀直元自民党幹事長、武部勤元自民党幹事長、中川昭一元財務相、松岡利勝元農水相、中曽根康弘元総理、橋本龍太郎元総理、三塚博元蔵相、福田赳夫元総理ら錚々たる顔ぶれが載っている。民主党の石井一元国家公安委員長や田中慶秋元法相も名を連ねている。最早、自民党は旧統一教会一色だ。岸田は、記者団に固い表情で教会と絶縁する決意を示した。さて、どのように絶縁するのだろうか。
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