自民党は8月26日に、党所属の全国会議員に対し、旧統一教会や関連団体との関係の点検結果を報告するよう茂木幹事長名で通知した。具体的には、会合への祝電・メッセージの送付、広報誌などへのインタビューや対談記事の掲載、会合への出席、寄付やパーティー券収入、選挙支援の受け入れなどについて、頻度や日付、金額など詳しい報告を求めた。回答期限は9月2日で、公表は明日6日の予定だ。でも、この調査の目的は一体何なのだろう。岸田は組閣時に、旧統一教会と接点があったとした者を組閣から外した。その考え方を変えなければ、この調査で引っかかった者は、党の役職を外すか、除籍することになる。恐らく自民党は崩壊してしまうだろう。そこで、岸田は「今後の関係断絶」に切り替えた。調査の目的が「今後の関係断絶」であるのならば、この調査は役に立たない。今後の関係を断絶するには、全議員に通達するだけで済むからだ。調査すべき事は、信者を秘書として雇用しているかとか、教団の体制保護のために便宜を図ったことがあるかだ。でも、正直に答えれば懲罰は免れない。だから真面に答える議員などいるはずがない。結局、旧統一教会との関係の点検とは、自民党の単なるポーズ作りに他ならないという結論になる。
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