地域指定ゴミ袋をレジ袋として販売したことが一石二鳥のアイデアだと話題を呼んでいる。通常、レジ袋はレジ袋として、ゴミ袋はゴミ袋として使うが、レジでゴミ袋をレジ袋として販売し、レジ袋として使用した後はゴミ袋として再利用するのだ。千葉市ではホームセンターやコンビニ、スーパーなど43の店舗で実施され好評を得ているとのこと。確かに、盲点を突いたグッドアイデアにも見えるが、何か違和感も覚える。レジ袋の有料化は、廃プラ削減のため施行された。でも、その売上金はお店に入り、環境活動に寄付されることはない。単に、進次郎元環境相が環境保護のパフォーマンスとして、消費者に出費を強いただけなのだ。一方、地域指定ゴミ袋は地域のゴミ焼却費用を賄うため、袋原価に焼却費用をオンしている。しかも、同じポリ袋なのに、レジ袋でゴミを出すことを禁止し、地域指定ゴミ袋の使用を義務付けている。更に、燃焼効率を上げるためにポリ袋の混入が必要で、ポリ袋が少ない場合は燃料を添加している。本来、ゴミ処理は自治体が税金で行なうべきものだ。自治体は指定ゴミ袋を使って下さいとお願いすべきもので、レジ袋ではダメと言える立場ではない。違和感だらけの上に一石二鳥のアイデアが乗っかっている。
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