旧統一教会の田中会長が会見を開いた。「旧統一教会と安倍元首相がビデオメッセージを寄せたUPFは別組織。山上容疑者は旧統一教会とUPFを混同したのだろう。2009年以降はコンプライアンスを徹底しており、トラブルはない」と説明した。如何にも清い宗教活動しかしていないと述べている。ところが、悪徳商法やカルト集団による被害者救済で、その名を広く知られる紀藤正樹弁護士は、全面否定している。旧統一教会とUPFの実態は一体で、2009年以降も約4000件の被害相談があり、被害額は計約175億6000万円に上るという。今回の事件の遠因を作り出した問題点は非常に大きいと指摘しているのだ。田中会長の会見を一言で言えば「よー白々しくも、いけしゃーしゃーと」ということだろう。旧統一教会には、表と裏の顔がある。田中会長は表の顔を説明しただけに過ぎない。これを機に、被害者らが声を挙げ、マスコミと弁護士らが協力して、裏の顔を曝き出し、被害を無くす努力が必要だ。
コメントをお書きください