コロナ禍で生活スタイルが変わり、自転車通勤やウーバーイーツなどの自転車出前が増えた。それに伴い、悪質な自転車走行による事故が増えている。都道府県警は自転車指導啓発重点地区・路線を選定し、取り締まりを強化するという。取り締まりを強化するのも一案だが、マスコミ・学校・企業を通して、自転車の走行安全を徹底熟知させる事の方を優先すべきだと思う。ところが、自転車以上に危険なのが電動キックボードだ。道路交通法が改正され、これまで運転免許が必要な原付バイクに分類されていたが、特定小型原動機付自転車となる。運転免許は不要でヘルメット着用は努力義務となる。最高時速20kmで車道走行が原則だが、6km以下なら自転車通行可の歩道も通行することも出来る。運転免許制の良いところは、交通ルールを身につけることが出来ることだ。改正後、交通ルールも知らない人たちが、街中を自由奔放に走り回ることになる。交通事故の多発化は必至だ。考えただけでも空恐ろしい。自転車一つとっても、満足に安全が守られないのに、電動キックボードを無免許制にするとは狂気の沙汰としか言い様がない。
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