立憲民主党が、昨年の衆院選で落選した元議員を2段階に格付けし、党内の反発を招いているという。大きな違いは党から支給される活動資金だ。総支部長は月50万円だが、調整枠は半分以下の月20万円。昨年落選し、次期衆院選への出馬を目指す元議員や新人は100人弱。内訳は次期衆院選で公認候補となる37人の総支部長と、公認されるか未定で参院選まで暫定的に選挙活動をする調整枠の約50人。立憲が落選議員に差をつけた最大の理由は、党の資金不足とのこと。100人に均一に50万円を支給すれば6億円かかるので、そんな金は無いという。でも、支給額を選別した理由は、いい加減だ。党幹部によると、前回選での得票率や惜敗率といった明確な基準はなく、総合的に判断しているとのこと。そこで少し分かったことがある。立憲民主党は、党是で「あらゆる差別に反対する」としているが、大元の身内をも差別化し、しかも、その理由が曖昧なことだ。枝野が退き、若い泉が代表になった。少しは変わるかと期待したが、全く変わらない。泉はきれい事を言うより、行動で示すべきだ。1票を投じる人々は、このような些細な出来事を注視しているというのに。
コメントをお書きください