千葉ロッテの佐々木朗希投手が28年ぶりに完全試合を達成した。13連続三振の日本新記録を達成し、最終的には日本記録タイの19奪三振を奪った。しかも20歳5か月での達成は日本プロ野球史上最年少と記録尽くめだ。160km超の剛速球は9回まで健在で、オリックスを圧倒し続けた。28年前に完全試合を達成した槙原投手がヘロヘロだったのとは対照的だ。これぞ完全試合と言える。朗希は素質があるだけでなく、指導者にも恵まれたと思う。高校3年生の岩手県決勝で國保監督は故障予防のため朗希をメンバーから外した。ロッテでも井口監督は1年目の朗希を試合に出場させず肉体強化を優先させた。完全試合達成は監督らが大事に育てたご褒美と言えそうだ。そう言えば、エンジェルス大谷選手も、プロ野球に入ってから、栗山監督に大事に二刀流選手として育てられた。目先の結果に捕らわれない指導者と選手は日本の宝と断言出来る。
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