欧米が、プーチンはウクライナ戦争の戦況や経済措置によるダメージについて側近から誤った情報を伝えられている可能性があるという情報を明らかにした。戦略のチグハグさから考えると、その可能性は高く、まさにプーチンは裸の王様状態になっているようだ。もっとも、あれほど強権政治いや恐怖政治をやれば、志の無い部下たちはプーチンに悪材料は言えなくなるのも当然だ。今や世界は、善人のゼレンスキー、悪玉のプーチン、が定着した。しかしながら、泥棒にも三分の理という諺がある。悪玉のプーチンにも三分の理は存在する。2014年にロシアがクリミヤを併合してからウクライナ侵攻を始める間、米CIAは丸8年間ウクライナ軍と共にドンバス地方の住民を虐殺していた。更にNATOには加盟しないと約束したミンスク合意をゼレンスキーが破ろうとした。だから、プーチンはドンバス地方の住民を守るのを大義として侵攻に着手した。これだけならばプーチンに大義はあったと思う。ところが、やり方が拙かった。ウクライナ全体を攻撃してしまった。ロシアの緩衝帯を作るために武力で他国に侵略することに大義は無い。むしろ侵略戦争で犯罪となる。プーチンのやり方はすべからく旧KGB方式で、人を欺き、現実をねじ曲げる。状況が悪化すれば、裸の王様になるのは必然と言えそうだ。
コメントをお書きください