新型コロナのワクチン三回目接種が漸く始まった。昨秋の感染者が少ない時から、高齢者の三回目接種を始めていれば、高齢者の重症化はかなり防げたに違いない。今はオミクロン株が猛威を振るっている。子供や若年層への感染がメインになり、高齢者の重症化も増えてきた。オミクロン株に対する特別な対策は見つからず、ひたすら三回目接種で乗り切るしか方法が無い。しかし一方で、ワクチンメーカーへの選り好みが進んでいるという。ファイザーは人気で、モデルナは敬遠気味だという。事実、自衛隊大規模接種センターでの予約は、ファイザーは即満杯となるが、モデルナは30%の予約しか入らないという。ところが、狛江市の予約状況は、モデルナ88%、ファイザー12%と、モデルナが圧倒的な人気だという。狛江市は市長や医師会長が先頭に立ち、交互接種の利点、早めの接種の予防効果をアピールしたためだ。首長が本気でアピールすれば民心は動くのだ。首相が動けば、もっと大きな効果をもたらすはずだ。三回目接種が進まないのは、首相、厚労相、コロナ相、ワクチン相のやる気の無さとしか考えようがない。
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