山崎大阪府立大教授が「紅茶には新型コロナウイルスの感染力を弱める効果がある」と発表した。わずか10秒で新型コロナの感染力が低下するという。山崎教授が紅茶に着目した理由は、紅茶ポリフェノールがインフルエンザウイルスの感染力を減少させるという研究結果がすでにあったからだ。新型コロナウイルスも、インフルエンザウイルスもエンベロープという膜を持っているウイルスで似たもの同士。ウイルスは感染した人の唾液がほかの人の体内に入ることで増殖し、他の人に感染させる。だから感染者が紅茶を飲めば口腔内のウイルスが減少し感染力が弱まることが期待される。未感染の人も紅茶を飲めば口腔内でウイルスをやっつけることが出来そうだ。では鼻からウイルスが入った場合はどうなるのか。この研究は試験管での段階だ。今後、人体を通しての研究が進められることになるという。期待は出来る。でも一方で、紅茶の好きな英国ではコロナウイルスが猛威を振るっている。全く期待は出来ないかもしれない。そこを解明するのも研究の一部だ。だから科学は面白い。
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