衆院選公示日の前日である今日、日本記者クラブ主催の党首討論会が行なわれ、与野党9党の党首が舌戦を繰り広げたとのこと。「とのこと」と書いたのは、自分は直接見ていないからだ。党首討論の内容は、国会の党首討論よりもマシだったようだ。本来であれば、国会が我が国の最高の討論の場だ。でも、質問をはぐらかしたり、曖昧にしたりでレベルが低い。聴衆である保守系議員たちはそれを容認している。と言うよりも、ボロが出ないうちに終わってほしいと願っている。ところが、日本記者クラブ主催となると、聴衆は記者だから下手な質問や意見は出来ない。自ずと理の通った質問や返答になる。消費税について野党の立憲、共産、維新、れいわ、社民は、それぞれ具体的に財源を示した上で減税を主張した。だが、岸田は「消費税を触ることは考えるべきではない」という主張のみで終わってしまったとか。岸田は野党から質問攻めに遭ったが具体的な回答はせず「しっかり考えていく」を多発したようだ。公示日前日に「これから考える」では遅すぎる。国会以外の場で党首討論会が頻繁に開かれれば、衆院選で野党が過半数を取ることは決して夢ではなさそうだ。
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