今回の衆院選は盛り上がりに欠けるが、自分は面白いと思っている。数世代前の長老たちが不出馬を表明し新展開を迎えるし、現役議員の公認落ちや落選も予想されている。ひょっとすると、政界の端境期なのかもしれない。ベテラン議員35人が政界を去るという。自民では大島前衆院議長、伊吹元衆院議長、河村元官房長官、川崎元厚労相、塩崎元官房長官、公明では太田前代表、井上副代表、石田副代表、立憲民主は赤松前衆院副議長、社民党は照屋らが不出馬だ。不出馬を決心したのは自己都合だから「若手に道を譲ってくれて有り難う」と言いたい。一方、現役議員の落選予想者には、桜田元五輪相、石原元幹事長、下村前政調会長、松島元法相、平井前デジタル相、原田元環境相、野田元自治相、衛藤元衆院副議長、北側元国交相、斉藤国交相らが挙げられている。国民もやっと政治家の質を見るようになったのかと嬉しくなる。彼等には「我が身を振り返るべき」と言ってあげたい。衆院選というお祭り行事にも「政界の浄化作用がある」ということを初めて知った次第。
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