岸田政権がスタートしたが、第6次安倍内閣と揶揄されている。安倍本人は4次までだったが、リリーフの菅は5次と見做されていた。岸田には安倍・菅政権を断ち切ることが望まれたが、あけてみれば第6次だったということだ。岸田政権を生んだのは安倍の力によるものだ。総裁選の勝者は安倍だったと言える。ところが、安倍本人は不満タラタラだという。安倍は、幹事長に高市、官房長官に萩生田を押し込もうとした。ところが意のままにならず、甘利と松野になってしまった。安倍の悲願である憲法改正は、また遠のいてしまったようだ。岸田は安倍の顔を立てるため、高市を政調会長に据えたのだろう。でも、高市と岸田は右と左で、水と油の関係。今後の政策がギクシャクするのは間違いない。もっと問題と思われるのは、甘利幹事長の存在だ。甘利が岸田を牛耳ることになりそうだ。日本の権力構造は、ナンバー2が実権を握って支配することが多い。岸田も飾り物にならなければ良いのだが。
コメントをお書きください