コロナ感染は何処で移るか分からなくなってきた。デルタ株の特徴のようだ。感染力の強いデルタ株に続き、チリで流行っているラムダ株も既に流入しているという。でも少なくともデルタの感染経路の特定は進んでいるようだ。それによると、圧倒的に多いのが家庭内感染で、それに続くのが地下街だ。デパートの地下や地下鉄などの換気条件が悪い場所だ。でも、散々痛めつけられた飲食店は10%にも満たないと分析されている。ところが、政府や都の現実の感染対策は飲食店と飲酒に限られている。誰が見てもおかしい。特に最近は、美容院、デパート、進学塾でのクラスターが目立つ。これらの状況は西村コロナ相を初め政府の担当者は誰でも知っているはずだ。だが、政府の対策は相変わらず、飲食店と飲酒を悪者にするだけで新しい対策は無い。しかも更にダメ押しのように、政府は感染者の自宅療養に踏み切った。考えなくても誰でも分かる。昔は猿でも分かると言った。感染者を家庭に閉じ込めれば、家庭全体が感染するに決まっている。そう考えると、政府は「コロナ感染の拡大を図っている」かのように映る。科学的に考察出来ず、間違った思い込みで政策を進めている。猿につける薬は無いのだろうか。
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