菅直人元首相が、民主党政権時代と安倍・菅政権を比較して、どちらが国民にとって「悪夢」なのかと、ツイッターで呟いた。安倍前首相には「民主党政権は悪夢」とバッシングされてきたから、 趣旨返しの積もりなのだろう。菅直人は「原発事故から10年が過ぎ、民主党政権に対する感情的なバッシングが薄れ、冷静で中立的な解釈がなされるようになった」として、自身を肯定しようとしている。でも、元々民主党政権に対する感情的なバッシングなど存在しなかった。東日本大震災と原発事故の事後処理に大失敗したから、国民は民主党を見限っただけだ。一方、安倍・菅政権は悪夢と言える。民主党政権と比較しなければ、菅直人の言い分は正しいと思う。いずれにしても、民主党政権も安倍・菅政権も悪夢なのだ。菅直人も安倍も菅も五十歩百歩なのだ。いや、菅直人のツイッターは、まさに「目くそ鼻くそを笑う」の代表例なのだ。ひょっとすると、あと数年も経つと小学校の国語の教科書には「目くそ鼻くそを笑う」の実例として掲載されるかもしれない。
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