五輪競技が始まった。コロナの所為で練習が制限され、日本選手は圧倒的に有利な立場にあると言われている。ところが、蓋を開ければ、初日から金メダル候補とされた選手が次々と予選落ちした。あろうことか、400mメドレーで世界1位の瀬戸選手が予選で敗退した。敗因は過信だと思う。予選は流してと思う気持ちが徒になったのだろう。瀬戸には今まで己の身から出た醜聞があった。結局身から出た錆だと思う。内村選手は金メダルを取るために鉄棒一本に絞った。ミスさえしなければ金メダルは確実と言われていた。でも途中で落下し予選敗退。3日前の練習でも同じところで落下していたという。意識すればするほど緊張しミスするものだ。「さとり」の諺を思い出した。内村は最強選手ではあったが、悟りの境地には至っていなかったということだろう。五輪に5大会連続出場し、ロンドン銀、リオ銅の三宅選手がジャークで失敗し、記録無しに終わった。35歳の女性だ。「ご苦労様」の一言に尽きる。ロートルに金をせがむのは酷だ。実績は期待を膨らませるが、実態は萎んでいるかもしれない。未来の可能性を秘めた青い選手を発掘することこそ、五輪選手選考の要だと感じた次第。
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