西村大臣と河野大臣の危なっかしい発言が続き、世論を揺るがしている。西村は酒類提供を銀行圧力で停止させると発言し、大批判を浴びている。ところが、それを指示した菅は「承知していない。西村がそんなことを言うはずがない」とハシゴを外した。一人矢面に立たされた西村には乱を起こす道しか残されていない。この際、上下関係・信頼関係が崩壊したのだから、西村は洗いざらい暴露すべき立場にある。今後どう出るかが興味深い。河野も同じ状況にある。ワクチン接種の混乱について、今頃になって「実は4月からワクチン供給量が減っていた」と言い訳して、大批判を浴びている。菅と和泉の杜撰なワクチン供給契約で、供給が不安定なのは関係者間では初めから分かっていたことだ。それなのに菅の強引な接種範囲拡大指示を止められなかったので、現場が大混乱している。全ての元凶は菅にあるが、河野はそれに目をつぶって、ワクチン供給相の仮面を被り続けてきた。それが裏目に出て、今やワクチン不足の犯人と見做されている。ワクチン供給の使命よりも、ワクチン供給相の肩書きに固執した結果に違いない。今や河野も西村の歩く道を後追いすることになる。乱を起こすには今しかない。政治家としての度胸が試されている。
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