新型コロナウイルス対策で酒類の提供停止に応じない飲食店に対し、取引金融機関から圧力を掛けてもらうよう求める政府の方針決定に、内閣官房のほかに、財務省と経産省、金融庁も関与していたことが判明した。これは西村コロナ相一人で出来ることでは無い。菅首相の指示であることは明白だ。それでもシラを切るとは菅も往生際が悪過ぎる。現代は情報網が発達しているから、ウソはすぐにバレてしまう。一昔前の政治家は隠すのに長けていた。口を利いてあげる場合の見返り要求は「庭に大きな石が一つ欲しいんだよ」と呟けば「1億円くれれば」という意味だった。銀行筋から圧力を掛けるには、頭取を呼びつけて「酒屋がなかなか言うことをきかなくてね」と呟くだけで、事は済んだ。しかも、直接的ではなく相手の忖度によるから、言質も証拠も無く捕まることもない。恐らく菅らは一昔前の認識で事を運ぼうとしたのだろう。しかし悲しいことに隠語が使えないし、理解する者もいない。菅は「銀行から圧力を掛けろ」と言わざるを得ない。すると取り巻きは何の考えも無しにホイキタサッサと動いてしまう。今更菅が「承知していない」と否定しても後の祭りだ。一昔前の大政治家のように物事を支配出来ると勘違いしている菅を筆頭とする閣僚たちには、政権から退場すべき時期が来ている。
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