都議選の結果、議席数は自民25→33、都ファ45→31、公明23→23、立民→8→15、共産18→19となった。議席数だけ見れば、自民と立民が勝ち、都ファが負けたとなるが、評価は違う。自民は負け、都ファは善戦、立民は事実上の負けだという。選挙前の予想では、自民が50と圧勝し、都ファが惨敗し、立民は共産との棲み分けで伸ばすと言われていた。従って、予想と結果のギャップが評価になっているようだ。自民は敗因として、菅の応援の無気力さと小池都知事の入退院パフォーマンスと分析している。でも、もし菅が応援演説に力を入れたら、もっと大敗していたに違いない。この都議選の争点は、五輪問題、コロナ対策、都財政悪化にあったはずだ。でも、結果として何ら方向性は見い出せなかった。政策の方向性を決めることの出来ない、無用な選挙だったと思う。国政選挙についても、同じようなものだ。このような選挙をいくら繰り返しても、世の中は何も変わらない。張り切っているのは候補者だけで、有権者も世の中も取り残されている。困った世の中だ。
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