現職閣僚である小此木国家公安委員長が8月の横浜市長選に出馬すると言い出した。しかも、カジノを含む統合型リゾート施設IR誘致には反対の立場だという。IR誘致については、林現市長が横浜市民を騙した経緯がある。林は元々IR誘致派だったが、市長選の時に「白紙」を表明し、当選後IRを誘致をすると発表した。そのためIR誘致の是非を問う住民投票を目指す市民団体が署名活動を展開し、市長に住民投票条例制定を請求するのに必要な署名数の2.5倍となる約19万筆を集めた。現在林本人は出馬の態度を明らかにしていないが、自民は林では勝算が無いと踏んでいるようだ。小此木が林に替わって出馬しIR誘致を推進するというのならば、自民の論理として肯けるが、IRには反対するという。小此木は菅に近い。IRは菅の肝いりで林が進めてきた。極めて妙だ。小此木のIR反対は真意だろうか。政治家は選挙のためなら何でもする。林の前例に倣い、選挙当選後に賛成に翻るかもしれない。小此木を信じることが出来るか。横浜市民は難しい読みを迫られているようだ。
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