スーパーのイオンがコロナ禍で働く従業員に報いるため、赤字ながら一時金を支給するとのニュース。社員やパート従業員など約45万人に対し1~2万円を支給する。総額60億円に上るという。因みに、今期の連結業績では、最終損益が710億円で過去最大の赤字だった。赤字でも一時金を支給するとは、天晴れとしか言い様がない。日本企業はアベノミクスで過去最高の利益を上げながら、内部留保を溜め込んできた。今大きな会社は、当面困っている所もあるが、タップリ贅肉を付けている。アベノミクスはトリクルダウンと言いながら、達成出来なかった。むしろ、大きな富が膿みのように大会社を腫らしている。どの会社も、膨れ上がる内部留保を、ひたすらに貯めるだけだ。あるいは図に乗って身の丈に合わないM&Aで失敗し、吐き出すことも多い。自分はイオンが嫌いだった。地方に進出し、商店街を崩壊させ、挙げ句の果てに撤退し、地方を廃墟にしてしまう元凶だったからだ。でも、今回はイオンを見直した。イオンは利益追求だけでなく、従業員を見ているし、お金の使い方を知っている。頑張れ!イオン。いや、全国の会社よ、イオンに続け!
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