名古屋の河村市長が4期目の当選を果たした。同時に高須クリニックの高須院長から絶交宣言を食らった。大村愛知県知事のリコール運動では協力していたのに一体何があったのだろう。どうも愛知県はきな臭い。発端は愛知トリエンナーレ「表現の不自由展」で、昭和天皇のコラージュ写真の燃やされる映像が展示されたことが契機で、河村と高須の主導でリコール運動が始まった。ところが、署名の8割以上が偽造であることが発覚。結局不正署名を除くと、有効な署名は全有権者の1%しか集まらなかった。しかも、その偽造の首謀者はリコール運動の事務局長だったというから二重の驚きだ。恐らく高須は河村が偽造に関わっていると見て絶交宣言をしたのだろう。でも、一方で河村は、自民と立憲民主が推薦した候補を破り4選を果たした。名古屋市民は、河村が主導したリコールにはNOを表明したのに選挙では河村を支持した。河村は偽造に関わっていないと見做したのかもしれない。でも、真相は未だ闇の中にある。市長も市民も本心が分からない、きな臭い市だ。
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