死んだ人の悪口は言うものではない。でも、福島原発事故当時の対策責任者で対応に失敗したが、まだ生きている者への悪口は許されるだろう。当時から日本には非常時に危機臨戦体制をとるシステムがあった。それを取らずに混乱に拍車をかけたのが民主党の菅首相だった。そのシステムを取らなかったため、指示系統が首相官邸の5FとBFに別れ、現場が混乱の極致に至った。枝野官房長官は、放射能汚染について「取り敢えず問題は無い」と国民を騙し続けた。斑目原子力委員会委員長は、記者の取材を拒否し続けたばかりか、菅とヘリに同乗し「原発は絶対爆発しない」と言ったが、目の前で水素爆発した。斑目は、海水注入は再臨界の恐れがあるとして中止を具申した。しかし、海水注入は冷却効果はあるが、原子炉が使い物にならなくなるだけだと後日判明してしまった。斑目は原子力委員会委員長でありながら、原子炉のことを全く知らないド素人だったのだ。原発周辺は未だに放射線量が高く、戻れる町民はいない。悪夢は早く忘れるべきものだが、この3人の存在は決して忘れるべきではないと思う。
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