レジ袋に続いてプラスチックスプーンも有料化の見通しだ。政府は来年4月の施行を目指す「プラスチック新法」を閣議決定した。使い捨てプラスチックを大量に無償提供している事業者に対し、削減の義務を課すことが盛り込まれている。命令に違反した場合は、50万円以下の罰金が科されることになる。小泉進次郎環境相は「初めてプラスチックという素材に着目した法律」とし、循環型経済のスタートになる法律だと強調した。廃プラによる海洋汚染は重要な課題だが、レジ袋もスプーンも本質を突いた政策ではない。レジ袋有料化のとき、このブログ「プラごみ対策 」に書いたように、環境省はまず国民へのプラスチック流出撲滅の啓蒙活動に徹すべきだと思う。小泉は環境相になってからか、結婚してからかは分からないが、自ら手を汚さずきれい事だけで済まそうとしている。「炭素税より放射能汚染水処理を 」にも書いた通り、環境相としての本分を逸脱している。最近の小泉の政治手法は「由らしむべし知らしむべからず」感がある。きれい事に集中すればするほど、人心から離れていくように映る。
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