政界では早速英紙タイムズへ「日本政府が五輪中止を決定」をリークした犯人捜しが始まっているという。情報源は匿名の連立与党幹部と明記されている。自分は「連立」与党幹部だから、直感的に山口公明党代表かと思った。ところが、日刊ゲンダイは連立「与党幹部」として自民幹部の名を取り沙汰している。この憶測が面白い。自民幹部と言えば、党三役の二階幹事長、佐藤総務会長、下村政調会長と山口選対委員長、森山国対委員長、小野寺組織運動本部長、丸川広報本部長と菅総裁といったところ。もし東京五輪が中止になれば菅内閣の総辞職は免れないと言われている。すると論理的には菅を首相の座から引きずり下ろし次の座を狙う者が最も怪しい。それがズバリ下村だ。ところが自民関係者は「下村はずる賢いから記事が出たら自分も疑われると分かっているはずだから、いくらなんでも話さないはず」と憶測し、下村以外だと推測する。下村以外の輩が下村の動きを封じ菅を後方から援護するため意図的に流したのではないかとも推測している。自分は、現役自民幹部では下村が最も怪しいと思う。万一菅であればドラマになる。でも、現役以外にも東京五輪中止を唱える大御所の線も捨てきれない。高が五輪中止一つで政界の疑心暗鬼オセロゲームが始まっている。
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