英紙タイムズが、日本政府は新型コロナウイルスの影響で東京五輪の中止を内々に結論づけ、いまは2032年大会の確保に焦点を当てていると報じた。同時に国民の8割が中止か延期を望んでいるが、IOCと日本政府は表向きには五輪開催は可能と主張しているとも伝えた。情報源は連立与党幹部だという。英紙タイムズは格式のある新聞で、世界情勢に対するイギリス世論の形成に影響力があると言われている。読売新聞と朝日新聞とも提携している程、日本でも信用がある。実に現在の状況を正確に伝えていると思う。だが、それに対しIOCバッハ会長は「絶対に事実ではない」と即座に否定し、日本政府、東京都、大会組織委員会も一斉に記事を強く否定した。皆表向きの対応なのだろう。誰も最初に「中止すべき」とは言い出せない。誰がババを引くのかと戦々恐々として様子見をしていると言えそうだ。英紙タイムズの世界的影響力は大きい。最早世界は五輪中止の色に染まり始めた。もしリークした連立与党幹部の狙い通りだとすれば、この人物は権謀術数に長けた政治家だと言えると思う。
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