今年は東日本大震災から10年目の節目にあたる。地震学者は地震予知にすっかり自信を無くしてしまったが、測量工学の世界的権威、村井東大名誉教授が考案したMEGA地震予測の予測的中率は87%と高く、驚異の補足率を誇っている。そのMEGA地震予測が、震度6程度が1~2月に発生する可能性があると発信している。3ゾーンあると言う。最も危ないのが、首都圏・東海ゾーン。伊豆諸島、富士山周辺、房総半島、厚木、大井松田で異常な動きがあるという。次に危ないのが、信越ゾーン。中央構造線とフォッサマグナの交点にある茅野が異常に隆起を続けているという。もう一つは、東北ゾーン。岩手県と宮城県が歪んでいるという。昨年は震度5弱以上が7回で2018年の11回、2019年の9回と比べて減少傾向にある。村井名誉教授は、経験則から静穏状態が長く続いた後に大きな地震がくると警戒を呼びかけている。いま世の中はコロナ、コロナの一色だ。この隙をついて大地震がやって来るとも限らない。今から万一やって来た時の対処を想定しておくことが肝要だろう。災いは団体でやって来るものだ。
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