厚労省によると、今年のインフルエンザ患者数は極端に少ない。24都道府県の集計では、昨年よりも10万人以上少なく、たったの70人とのこと。富山県衛生研究所によると、コロナウイルスがインフルエンザウイルスを抑え込んでいるかもしれないとのこと。自分は単に、コロナ対策として感染予防策を行なっているためかと思っていたが、それだけではこれ程の効果は考えにくいとのこと。主な要因は、ウイルス干渉だと言う。コロナウイルスに感染すると、体の中に免疫効果のあるサイトカインが出てきて、インフルエンザウイルスに干渉して、インフルエンザ感染を防ぐ仕組みだ。では、逆にインフルエンザが流行すればコロナを抑え込むことが出来るのだろうかという疑問が湧いてくる。インフルエンザの専門家は、その可能性はあると言う。でも、コロナを抑え込む程強いインフルエンザは更なる重篤な影響を及ぼすかもしれないと言う。今年はインフルエンザが流行らなくって良かったのだが、そのシワ寄せは来年来るという。インフルエンザの来年のワクチンは、今年流行った型を参考にしてWHOが考えるので、流行らないと来年の予想が出来ず、来年以降大流行するリスクがあるという。どうやらウイルスとの戦いには終わりが無いようだ。
コメントをお書きください