病気の治療法には色々俗説があるものだ。新型コロナにも珍説が飛び出した。奈良県立医大によると、ある種のお茶が新型コロナウイルスを不活化することを発見したという。実験したのは、市販されているペットボトル入りの緑茶2種類、茶葉から入れた紅茶と大和茶の計4種類。ウイルスが入った液体を混合し効果を調べた結果、30分後に紅茶は99・99%、大和茶は99・9%までウイルスが減少。ペットボトルでは緑茶の1つは99%まで減り、別の1つはあまり変化がなかったとのこと。感染力を失わせる能力が高いお茶とそうではないお茶があるのは事実のようだ。もし、それが真実だとすると、日本や中国を含む東南アジアやニュージーランドで感染者が少ないも肯ける。東南アジアはお茶飲みが習慣化しているし、ニュージーランドの烏龍茶も有名だ。お茶に含まれる物質は、山中京大教授の言うファクターXかもしれない。だが、紅茶で有名な英国では新型コロナが猛威を振るっている。奈良県立医大が指摘するように、お茶には効果のあるものと無いものがある。カテキンだけが解ではなさそうだ。東南アジアで常用されるお茶と英国の紅茶の成分と飲む量を比較すれば、ファクターXにたどり着けるかもしれないと思った次第。
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