核ゴミ最終処分場の文献調査に寿都町と神恵内村が応募することが話題になったが、幌延では20年前から核ゴミ地層処分の研究施設が存在していたとのこと。現在は研究期間の延長で揉めているという。「幌延」という町は、自分にとって思い入れのある土地だ。両親が戦時中に疎開していた町だからだ。語れば長い話になる。我が家の先祖は織田信長時代まで遡ることが出来ると父から聞いたことがある。琵琶湖周辺の郷士だったという。その後近江商人として栄えたが、本願寺に全財産を寄進し、褒美として北海道の幌延の土地が与えられた。家督を継いだ父の兄が幌延に移り、次男の父は単身で東京に出た。父は働きながら東京外語大の中国科で学び始めたが、生活が成り行かず中退。水道器具メーカーに就職し日大を卒業。母と結婚し東京に住んでいたが、空襲が激しくなり、兄を頼って幌延に疎開した。戦後東京に戻り水道工務店を開業した。疎開の時に戸籍も北海道に移し長いことそのままにしてあったので、小中学校の入学時に取り寄せた戸籍謄本には北海道天塩郡幌延町と記されていた。因みに自分の名は北海道の一字を貰っている。だが、幌延には一度も行ったことが無い。一度は行ってみたいものだ。
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